2018年の仕事始めは愛媛県
1月6日に愛媛県のジュニアアスリート発掘事業の
陸上教室に参加しました
色々なスポーツをしている小学生、中学生の皆さんに向けて
走・跳・投のプログラムを展開
わたしは投運動の担当をしました
メディシンボール投げ基礎編
腕や身体の反動に頼らないよう、固定した位置から投げて頂きました
その場での回転ジャンプなども行い、平衡感覚を楽しみながら体感
そして、ヴォーテックスフットボール投げも実践しました
遠投ではなく、届く範囲の距離に向かって
コントロール力を確かめる投擲を実践していただきました

みなさん一生懸命に取り組んでくれました
教室の時間は決して長いものではありませんが
そのなかで、参加した皆さんそれぞれが
何かをつかみ取ろうとしていました

スポーツは骨格筋の活動ではありますが
運動支配の生理心理学の分野でこのように示されています
”実際の運動の調整や企画や設計は大脳の「連合領」というところで行われ
その指令は、「錐体路」という随意的に運動を支配する経路と
「錐体外路」という不随意的に運動の微量性を支配する経路の2つを介して
「運動領」から発せられ、脊髄を降下し、更に運動神経に切りかえられて
身体各部の骨格筋の運動を調整する”
(松田岩男/杉原 隆 編著. 新版 運動心理学入門, 第18刷, p7-14 )

その運動プログラムを構築していくためには
運動のコントロールに直接かかわる神経系のアプローチが大切です
ゆっくり、新しい技術を学び、練習を重ねると
意識調整をしていた錐体路系から
反射的な調整をする錐体外路系への移行がなされます
よく考え、頭を使い練習をしたことで身体が記憶していく、
という仕組みですので、ある運動を実践するためのモデルが形成されれば
動作は反射化された動きとして、無意識に実行できることになります
一つの動作に集中してよく考えるアスリートは
必ず何か感覚や手応えをえることができ
これからのスポーツスキルやパフォーマンス向上につながると思います

ジュニアアスリート発掘事業への関心は高く
各社メディアの皆様も来場されていました

そして、とっても久しぶりに高平慎士くんと再会
2004年アテネオリンピックから
日本代表のチームの遠征などで度々ご一緒しました
昨年引退をされたばかりですが
スポーツを通して幅広くご活動されています

2017年愛媛国体が開催された会場
「ようこそ えひめへ」の前で📷

この事業にお声掛けくださった愛媛の皆さま
教室をサポートくださったすべての皆さまに感謝致します
若いアスリートのみなさん、がんばって!!